☆新米大家さん奮闘記☆

突然大家に!なってしまいました。0からスタートのお勉強の毎日です。

216号室-おしゃれな不動産ポータルサイトから 広告掲載の依頼がきました。なんか間違えてるんじゃない?かと思っていたが、間違っていなかった。

いよいよ繁忙期へ突入。

内見の依頼は今一つであるが、不動産屋さんからの広告掲載依頼は来るようになった。

これって、どーいうこと?

 

216号室は6月の中旬にお部屋リフォームが完了したため、夏の閑散期は問い合わせも1か月間に数件(2~3件)と本当に寂しいものでした。

物件の内容は今まで通りだし、賃料の値下げをしたわけでないのに、突然 広告掲載依頼がくるのは? 腑に落ちない。

まあ、中堅どころのごく普通のポータルサイト運営会社や客付業者さんからたまーに掲載の依頼を頂くことはままあったのであるが、

今回は デザイナーズ物件専門の某不動産 ポータルサイトからお声が掛かりました。

(以下、この人物の事を「おしゃれポータルさん」と呼びます。)

 

216号室は一応 おしゃれポータルさんの感性では、デザイナーズさんのカテゴリー範疇にいれてもらえそうです。

 

本日、現地でAM10:00に待ち合わせをして、いろいろお話しを伺いました。

 

私:「今回、216号室のどんな点に惹かれて、広告掲載しよう!と思われたんですか?」

おしゃれポータルさん:「無垢? だと思っていたのですが。。。違いましたね~。でもこの無垢風に見える床材がいいな~って思いまして。」

私:「なるほど」

そうか。。床材の材質(タイルなんですけどね。)と色(ベージュブラウン)が担当者さんのツボにはまったらしい。

 

その後、いろいろヒアリングしてみると、お部屋づくりは

おしゃれポータルさん曰く、

内見時に照明を特徴あるもの(シャンデリアやスポット)を採用したり、

アクセントシート壁紙なども効果があるとご意見を頂いた。

 

ちょっと待って!  そのアドバイスは模範解答のようにありふれすぎ。

「満室大家さん」の本に書いてあった内容と遜色ありませんわ!

もう一歩踏み込んだ情報が欲しいな~。 一昔前のアドバイスのように感じるし、なんだか ド素人に思われているみたいで、気分がブルーになっちゃいそう。

 

ちょっと踏み込んでこんなコメントをぶつけてみました。

私:「実は照明器具を特徴のあるシャンデリアやスポットライトをお部屋づくりに採用した事はあるんです。」

おしゃれポータルさん:「そうなんですか?」

私:「最初は好評で成約もできたんですけど、入居後 数か月経過したのち、普通のLEDシーリングに交換してほしい。と要望があったので、実は交換したんです。」

おしゃれポータルさん:「たしかに、照明が暗いと本を読んだりするのに不便ですからね。」

 

うん。 模範的な解答だ。 

 

私:「アクセントシートも採用してみたんですけど、色の好みとシートを張る場所によって

かなりイメージが左右されるし、入居者さん曰く、ある程度時間が経過すると飽きちゃうみたいです。」

 

おしゃれポータルさん:「そうですね。 一時期よりは アクセントシートのリクエストも減っていますからね。 採用する模様や色によっては飽きちゃうかもしれませんね。」

 

と、これも模範的解答。

そうか、実なアクセントシートを採用した部屋、下火なんだ~。

思えば、あのサービスは壁紙選択と自分で好きなところに貼る!から楽しんだよね。

 

これでアドバイスは終わりかな? と半ばあきらめかけた頃、

賃借人の募集を始めてからどれぐらいの期間、空室になっているのか?

質問をされ、ほぼ3カ月が経過、4か月目に入ると回答したところ、

 

おしゃれポータルさん:「お部屋の真ん中に ソファを置いてみたりすると、お客様もイメージしやすくなるらしく、 数か月間内見の依頼が無かったところが、家具や小物を設置したら成約になったりするんですよ! 」

 

とちょっとしたポイントアドバイス。 ふむ。 アドリブが効く人だな~。

 

おしゃれポータルさん:「白いお部屋はシンプル&清潔感があって良いのですが、 写真で撮影してみると、どのお部屋も同じに見えてしまって難しいんです。

インテリアを設置すると、お部屋づくりのヒントにもなるし、このお部屋(216号室)に貼っているステッカーもお部屋のメリハリをつけるには良いアイデアだと思いますよ。!」

 

と、ナイスフォローがあつたところで、次のトピックへ。

 

私:「お部屋の内見をせずに成約されたお客様っていますか?」

おしゃれポータルさん:「いませんね。 やっぱり 弊社へお問い合わせをしてくるお客さんってこだわりを持っている方が多いので、内見は必ずされますね。」

 

ふーん。やっぱり。 デザイナーズ物件を選択する人は、あれこれディティールにこだわるからね。

 

おしゃれポータルさん:「だから、弊社は一過性の繁忙期とか、閑散期とかってあまり関係がないんです。こだわり層は「じっくり・納得いくまで」物件を探すので、売上にも波があまりないんです。」

 

私:「そうなんですね。」

 

確かに! インターネットで検索して物件探しをするぐらいだから、早急に物件を決めなきゃって切羽詰まった状況はNGでしょうね。

 

大雑把な解釈ですが、

こだわりを持った人=ターゲット層が決まっているので、エントリーでお客のカテゴライズが出来ているし、データー入力で見込み客の「好み」をインプットしておけば、物件を仕入した時点で即紹介が可能だし、NGだった場合のフォローも問題ないしね。

 

リフォーム・リノベの際には

「入居者を具体的にイメージをしてプランニングするのが大切!」と本で読んだけれど、改めて納得。

 

たかが賃貸、されど賃貸、お客さんによっていろいろなアプローチの仕方があるんだな~。

不動産の持つポーテンシャルを実感した出来事でした。