☆新米大家さん奮闘記☆

突然大家に!なってしまいました。0からスタートのお勉強の毎日です。

104号室-二度あることは三度ある。 住んでいればいろいろあるさ。と自分を慰めてみる。

敷金事件もやっと落ち着いて、安堵するのは、早かった。

その後の104号室は まだまだ事件が続きます。

 

今度のクレームは、トイレ排水の詰まり。

 

<事の次第>

104号室の居住者さんから、管理会社へ電話があり

「トイレの流水が悪いので一度見てほしい。」との申し出があったとの事。

管理会社の担当者さんか確認したところ、

どうも排便後、トイレットペーパーではなく、ティッシュペーパーを使用し、

大量に流したらしい。 とのこと。

「とりあえず、吸引器と薬品で対応しました。」

ということで、大きな問題にはならなかった。  引き続き様子を104号室の賃貸人さんに様子を見ていただくということで、一応解決となったのであったが、

管理会社さんから、「一応心配なので、次回のマンション全室で実施する排水管清掃の専門業者さんに見てもらいましょう。」というお申し出があった。

 

そして、マンション全室の排水管清掃日。

 

診断の結果は、排水管の問題ではなく、どうも便器の問題ということになった。

いやはや予想外の展開になってきた。

いかんせん築年数26年なので便器も壊れてしまったのか。。。。と思いきや、

排水管清掃業者さんのお話しでは、どうも便器の破損ではなく、便器内に異物が滞留しているようだ。

問題解決の為には便器を取り外してみないと、便器の中にどんな異物が滞留しているのか不明ということなので、とりあえず「見積もり」作成をお願いして、その日はひとまず、落ち着いた。

ところが、禍は突然やってくる。

排水管清掃日の翌日(それも日曜日)の早朝、104号室さんから管理会社の緊急対応電話に SOSが入った。

 

104号室さん:「トイレが詰まって水が溢れてしまいました。!! どうしましょう!」

管理会社さん:「えええええええ! ひとまず、伺います。」

というわけで、管理会社さんは 速攻で吸引器と溶剤のピーピースルーを持参して

現場に直行。

 

すでに水は引いたものの、ユニットバスは水浸し。

当然ですが、104号室さんは怖くてトイレが使えない。。。。。

管理会社さん、とりあえず お詫び。

そして、溶剤の注入と吸引器を104号室さんへお渡しして退室。

溶剤で汚れとつまりの元凶を消滅すべく、溶剤をひとしきり散布したのち、

30分経過後、再度 流水と様子を見ていただくことに。

 

その間はトイレとお風呂が使えない状況なので、取り急ぎ管理人さんのお部屋にあるトイレを一時的に使用していただくことで 了承。

 

104号室さん。 ホントに申し訳ございません。

翌日の修理対応をお約束して、とりあえず管理会社さんは引き揚げ。

見積もりをとって、悠長な対策を講じている場合ではないので、

翌日の月曜日から 排水管清掃業者さんへ緊急対応依頼。

その日の夕方に現場へ来ていただくことになりました。

 

よかった。~♪

 

トイレが2日間も使用できないと、大変だもんね。

 

良い機会なので、管理会社さんにお願いして 修理の様子を見学させていただくことにした。

 

第一段階: 排水升を開放して生活用水の流れを確認。

        トイレから問題なく水は流れている。

 

第二段階: 便器側から便器の中、排水升から排水管の配管内の様子を

       インタースコープ(内視鏡みたいな機器)で見てみることに。

       インタースコープを挿入した状態で水を流してみると、何か白い異物が確認できた。が、どんなものなのか? 確認できす。

溶剤で溶解しないということは、塩ビや樹脂の可能性がありそう。

いろいろな器具を試してみたものの、箸にも棒にも引っかからないので、

最終段階の便器を外してみることに。

 

第三段階: 便器を外してみました。

       便器をさかさまにして、確認してみました。 解決です。

       一目瞭然。 芳香剤の蓋?と思しき物体が便器の中に滞留。


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思わず、記念撮影。 まったく 人騒がせだな~。

       便器の下水口から 異物をペンチで取り出して、

       再度、下水口へ繋ぐ口にガムのような溶剤を貼り付け

       職人さんの神業ともいえる技術で無事に便器は元通りの位置に戻りました。 再度 トイレのレバーを下して 流水状況の確認。

今度は無事に勢いよく流れていきました。

 

その後、104号室さんにも修理状況を報告。

喜んで頂けると思っていたのですが、

管理会社さん曰く、

「修理報告を差し上げたところ、どうも 104号室さんは 芳香剤の蓋については心当たりがない。 主張されておりまして。。。問題解決を喜ぶよりも、今回の修理の費用について負担させられるのではないか!と不安に思っているようです。」

とやや悲しいお知らせ。

 

104号室さんを責めているわけではないのですが、どうも受け手として 非を感じるところがあったのでしょう。

Negativeな事を伝えるって難しい。

PNP-テクニックをつかってほしかったな~。 管理会社さん。! もう遅いけど。

 

入居後、数週間ですので 104号室さんが トイレに蓋を落としたということは

考えにくい。前入居者さんがお子さんと一緒に同居されていたので、あえて

問題の根源に該当?と思われるのは前入居者さんになると思いますが。

預かり敷金も8月末で精算していることだし、否定されれば、それで終了。

追跡調査をしても 何時ごろ便器に落下したのか?は知る由もなし。

ひょっとしたら、さかのぼって前々入居者さんの不注意かもしれませんからね~♪。

 

というわけで、今回の修繕費用は大家である私の負担となりましたが、

こーいう事例って、入居者さんからの申告がないと

まったく認識できないし、放置しておくことで 大きな排水管トラブルの問題に発展していく原因となるので、出来れば、躊躇せずにご相談していただければ有り難いです。

正直ベースなお話、便器で異物が止まっていてくれて大事にならずに安堵してるんですからね!

誰にだって間違いはあるんですから~。 故意にやったとなれば問題だけど。

 

人と人とのコミュニケーションは難しい。考えさせられてしまう 出来事でした。