☆新米大家さん奮闘記☆

突然大家に!なってしまいました。0からスタートのお勉強の毎日です。

R.E.Port: ドイツの建築家が断熱の重要性を強調ー結露の問題が解決しないのは断熱が原因?

5月のGW後半の事である。

管理人さんから、

「あの~。203号室のベランダに障子が置きっぱなしになっています。が

雨に濡れたら傷みますよね。。大丈夫でしょうか?」

と電話があり、さっそく様子をみてみると、

確かに障子が取り外されてベランダに放置されている。

管理人さんと相談して、とりあえず、賃借人のTさんにお話しして、

放置されている障子を預かることにした。

その際に取り外した理由を伺うと、

 Tさん:「室内の結露がひどいので、取り外したんです。」

というコメントが返ってきた。

結露? 築20年以上も経つのに? 結露?がなんで?

という言葉が頭にガンガン響いていて、一応、結露に関する事を調べてみたが、

どうも、「断熱」に関係しているらしい。

断熱とは?

その言葉通り、、ある素材を使って建築物の外気の熱を遮断し、

エネルギーの 消費を抑えながら、室内の温度を快適に保つ為の基本的な工法である。 

「日本のマンションにひそむ史上最大のミステーク:

著 赤池 学、江本 央、金谷 年展」

 本書によると、断熱には

①無断熱

②内断熱

③外断熱

があり、著作が発行された1999年ごろは マンション、病院、オフィスビルなど

コンクリートの建物はほとんどが、①無断熱 ②内断熱 で造られているらしい。

反対に欧米は大多数が、③外断熱を採用しており、

外と内の違いが甚大な差をももたらすとの事。 

内断熱の弊害は次の3点

1)ダニ・カビの発生を助長する構造

2)建物の耐久性・コンクリート建築物の寿命を著しく縮めてしまう。

3)地球温暖化の影響

 

一部の研究者の間では「日本におけるコンクリート建築物の外断熱の必要性」を調査し、改善に尽力されていると思うが、

1999年以前に建築された 私の物件は 思いっきり ビンゴかも

 しれない建造物はどうしたらよいのだろう?

2)建物の耐久性ー にあるように内断熱で建築された

コンクリートの建物の寿命は平均30年。

減価償却の年数とほぼマッチ。非常に短命なもの。

反して、外断熱で建築された場合ーコンクリートが室内温度に近づき、内部発熱をうまく制御すれば、コンクリート躯体の内面温度は季節や昼夜を問わず室温と同調する。このため、建物の耐久性が100年?はもつ超高耐久性が得られる。

当然、日本の建築は 外断熱に移行していくと思うのだが。

 

ドイツの建築家の訴える

www.re-port.net

断熱の重要性に耳を傾けこの問題を真剣に考えてみたい。

アトピーの問題も、

耐久性の問題も、地球温暖化の問題も

ついては 結露の問題も 大きく一歩前進できるのでは?

と思うのだが。。。

身近な問題としては、

結露テープを窓に貼るのは、やめたい。